平成29年度の個人情報の取扱いにおける事故報告
平成29年度の個人情報の取扱いにおける事故報告がJIPDECより発表されています。
平成29年度は、911付与事業者から2,399件の事故報告があり、報告事業者数・事故報告件数ともに前年度と比較し増加したようです(前年度は報告事業者数843事業者、事故報告件数2,044件)。
平成29年度末時点の付与事業者数に占める事故報告事業者の割合は5.8%となり、これについても前年度から増加しました(前年度は5.5%)。
事故の原因としては「メール誤送信」(26.5%)が最も多く、次いで「紛失」(19.1%)「その他漏えい等」(15.1%)の順に割合が多かったとしています。
前年度と比較すると「メール誤送信」が大幅に増加した(平成28年度20.7%⇒平成29年度26.5%)とのこと。
「その他漏えい等」も前年度に比べ増加(同、13.8%⇒14.9%)し、特に「事務処理・作業ミス等」による漏えいの報告件数が2倍強になりました。
また、『口頭での漏えい』も増加したとのことです。
事故原因の「その他」のうち、「内部不正行為」が2倍強に増加したという報告は驚きます。
更に、件数は多くないが、インターネットを介した漏えい事故(例、公開対象ではない個人情報が外部から閲覧できるようになった事故)の事故報告もみられたとのことです。
当社はデータ入力代行サービスなどデータソリューションを主な事業としているので、個人情報の取扱いには最も力を入れています。