4割がサイバー攻撃被害ある?
トレンドマイクロの調査によると、2016年の1年間に情報漏えいやランサムウェアによるデータ暗号化、金銭詐欺などの重大な被害に遭った国内の企業や自治体などが41.9%にのぼることが分かりました。
同社によると、セキュリティの年間平均被害額が調査開始以来過去最高だそうです。
サイバー攻撃の重大被害上位は、従業員・職員に関する個人情報の漏えいが14.2%。顧客に関する個人情報の漏えいが10.0%、業務提携先情報の漏えいが8.1%などで、何かしらの情報漏えいや情報の流出被害を経験している法人は31.1%だそうです。
また、ランサムウェアによってデータ暗号化の被害に遭った法人は7.6%、ビジネスメール詐欺による金銭詐欺被害は7.4%の法人が遭っているとのことです。
また、年間被害額が1億円を超える法人は、重大被害を経験した法人の29.4%にあたります。
同社は「個人情報保護法や割賦販売法の改正、2018年5月施行を控えたEU一般データ保護規則(GDPR)の成立といった個人情報の取り扱いに関する動きが国内外であるなか、深刻な数値と言えます」とのこと。
何か抜本的な対策が出てこないものでしょうか?